放射光施設用のビームラインコンポーネントです。
アブソーバー、ビームシャッター、ダウンストリームシャッター、スクリーンモニター、IOモニター、XBPM、4象限スリットなどがございます。
放射光ビームライン施設で使用するダウンストリームシャッタ(下流シャッタ)はフロントエンドのビームシャッタ開のままで実験ハッチへのユーザー出入りを可能にし光学素子への熱負荷を定常にする装置です。
放射光ビームライン施設で使用するアブソーバーは放射光リングビーム入射、蓄積時で基幹チャンネル閉時に水冷フォトンシャッタブロックによって放射光の熱を水冷銅ブロックで吸収し、下流に設置してある水冷されていないシャッタなどが過熱するのを防止するための装置です。
放射光ビームラインのフロントエンドで使用する一体型光位置モニタです。一体型光位置モニタは、4枚のブレード型タングステンを光電子放出型の検出素子として備え放射光の位置を計測する装置です
4象限型光位置モニターは大型放射光施設に於ける挿入アンジュレーター光源より発せられる高輝度放射光を導入する超高真空ビームラインで光位置をモニターする装置です。検出部は4方向に配置された方式です。
ブランチビームシャッターとは放射光リングビーム入射、蓄積時で基幹チャンネル閉時に、ビームシャッターブロックによって放射線を遮断してシールド壁外にいる放射光実験ユーザーの被曝を防止するための装置です。また放射光実験時にはビームシャッターブロックを圧搾空気駆動で持ち上げ、放射光ビームを通過させて実験ホールまで導く役割も持ちます。
放射光ビームライン用の4象限スリットです。水冷付き、単色用があります。4象限スリットは、白色X線を利用するビームラインに設置されX線ビームの整形と寄生散乱線の除去を行う装置です
ハローモニターはX線自由電子レーザービームラインで使用する装置です。ハローモニターはアンジュレーターの永久磁石に照射される可能性のある電子ビームのハロー成分の強度を測定し、その値が閾値を超えた場合に運転の停止またはビームの再調整を促すために使用する装置です。また光伝導によるパルス信号を検出するものです。
スクリーンモニターは蛍光板ホルダーとその駆動機構を有し、必要に応じてビームライン輸送部に蛍光板を挿入し、X線ビームを可視化して容易に光学系の調整などを行うための装置です。
IOモニターは放射光ビームラインに設置され、前置スリット受光部、XYスリット受光部等の駆動可能な高熱負荷機器を放射光の光軸に対して軸調整する時に使用される装置です。I/VコンバーターはXBPM用NIM-BIN電源にて使用します。
このページをご覧の方は、以下のページにも興味を持たれています。